CLTとはCross Laminated Timberの略称で、ひき板を並べた層を、
板の方向が層ごとに直交するように重ねて接着した大判パネルです。
1995年頃からオーストリアを中心として発展してきた、
新しい木質構造用材料です。現在では、オーストリアだけでなく、
ヨーロッパ各国でも様々な建築物に利用されており、また、カナダや
アメリカでも規格作りや実際の建物が建てられるなど、CLTの利用は
近年になり各国で急速な伸びを見せています。
3、5、7層がCLTの基本構成。右の図のようにひき板を
直交方向に積層した材料で、JAS(日本農林規格)での
名称は「直交集成材」です。