グループブログ

新しいコミュニティと刺激を求めて

こんにちは!企画戦略グループの皆木です。


どズンっと寒くなりましたね。

もういくつ寝るとお正月、そして4月にはついに入社4年目になります。

3年前の入社式から現在の研修まで、社長も講師の方々も共通して私たちに話してくださることは、「仕事とプライベートのON・OFFをつけ趣味を持つこと、そして固定概念にとらわれないために会社の人以外とも交流すること」でした。

新入社員のころはあまりその言葉の大切さに気がついていませんでしたが、3年目にもなると確かにほとんど会社の方々としか交流がない…

そして、なかなか新しい刺激とも巡り合えず、趣味もない…

そこで、新しいコミュニティ・刺激を求めて、埼玉県のある街が運営する4日間のプロジェクトに参加してきました。

地域資源をいかした月1通いたくなる観光プログラムを、地域の事業者さんとタッグを組んで考えます。



私たちのチームは、その街の「空き家問題」を観光コンテンツ化することはできないかということで、空き家リノベーション体験を企画。

企画内容を簡潔に説明すると、

①つくる
空き家をリノベーションする作業を、街の大工さんと一緒に行う(1日でも1ヵ月間でも)。


②泊まる
完成後は自分がリノベーションした家に泊まることができる。


③また泊まる
一般のお客様が宿泊するとリノベーション体験者にポイントが入る。そのポイントを使用してもう一度泊まれる。

というものです。


一番の肝は月1回通ってもらうために、リノベーションする家、そして街を『自分事』として考えてもらうこと。

そうは言っても、そんなに上手く感情が動くのだろうか・・・。

そこで、ターゲット層(20~30代、DIYに興味があるけど機会がない、中古物件を購入してリノベーションをしたい)と近い自分が、体験を通してどう感じるのかを検証するために、まずはリノベーションを体験してみることに。


空き家をリノベーションするほどの資金と時間はないので、街の大工さんの協力を得て、大工さん宅のお庭にチームメンバー5人でウッドデッキを作ってきました。




ほとんど初対面の5人でつくるリノベーション体験とはどんなものなのか…
そして、体験を通して自分はどう感じるのか…





検証スタート!



寸法を細かく図り、石の土台を水平に置きます。

重しで石や土をバンバン叩いて、水平に近づける作業が一番大変でした!
(とはいいつつ、私は体力がビックリするほどなかったので、ひたすら石の上に水平器を置く係をしました)


初めて触ったインパクトで釘を打ち、


お昼休憩は竈でカレーライスを作って食べました!

外で作って食べるカレーって何でこんなに美味しいんだろう



そして、約6時間かけてウッドデッキが完成!!!!

作業を通してチームの団結力も高まり、趣味や仕事の話から悩み相談まで…

これは新たなコミュニティを作ることができたと言っても良いのではないでしょうか!

使用したのは空き家などから出た古材。

一度は人生を終えた資材ではありますが、新品の素材では感じることができない、唯一無二の奥深さを感じます。



声をかけてくださる道行く人(中には作業を手伝ってくださる近隣の方も)、

庭の木から採れた柿を剥いてくださるおばあ様、

私たちのために走り回って作業してくださった、街のことが大好きな大工さん

そして、隔てるものが何もない青い空と山々。


この体験を終え、もちろん達成感はとてつもなくあったのですが、何より街の温かさに胸がいっぱいになりました。

月1通うどころか「この街に移住したい!この大工さんに家を建ててもらいたい!」とも思ってしまうほど!



家をどこかに建てるなら「できるだけ駅近で近くにコンビニ・スーパーがある」だとか、生活に便利な場所に魅力を感じていましたが、「街や人の温かさ、そして自然の豊かさで住む場所を決めたい」という考えに至るほど、この体験を通して自分の価値観が大きく変わりました。



話は少し変わりますが、近藤建設も皆様人柄が良く、とっても温かい会社なのに、なかなかこの魅力をお客様や地域の方々に伝えるのが難しいと考え悩んでいました。



ですが、このプロジェクトを通して、ネットで「温かい会社です、お客様のことを第一に考えています」と書くだけではなく、まずは人(会社)に直接会って体感していただくことが、近藤建設の魅力を知ってもらう一番の方法であることを実感することができました。



なので、入社4年目では近藤建設の温かさを体感でき、少しでも好きになっていただけるようなイベントか何かを開催できたらいいなと思っています。


勇気を出して新しいコミュニティ・刺激を求めに行ったら、自分の人生の価値観を改めて見つめ直すことができ、そして近藤建設の温かさをもっとたくさんの人に知ってもらいたい!がんばるぞ!と決心することができました!

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