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上/長年にわたり、合掌造りの家々が並ぶ、農村の四季折々の風景を描き続けています。 下/「人まねではなく、自分なりの民家。同じ民家を描くにしても、生活感のこもった絵を描きたいんです」(菅原さん)
ご自宅庭のアトリエは、 17 ~ 18 年前に建てたもの。壁に多くの作品が掛けられていますが、2階にはさらに多くの過去の作品がしまわれているのだとか。北側に多くの窓が設けられているのは、「光が欲しかったから」(菅原さん)。北窓にすると、落ち着いた日ざしが入り、欲しい色を生み出すのに、都合がよいからなのだそうです。 菅原さんの絵のテーマは、「合掌造り」。若い頃はいろいろなモチーフの絵を描いたそうですが、「1つのテーマに絞った方が、『この人は、これをやっているのだな』と、理解してもらえますから。宮城の漁港で生まれ育った私にとって、昔の民家や田畑は、原風景。心が落ち着くテーマなのでしょうね」(菅原さん)。 「時折、絵を教えてほしいと頼まれる菅原さんですが、「自分が描くのに精一杯」(菅原さん)なため、お断りしているのだそうです。 「絵に、これで完成、というものはありません。ずっと、もっといい絵、もっといい絵と、上を目指してきました」と菅原さん。 今年は6月に続き、10月にも銀座の画廊で個展を開くという菅原さん。ほっと心和む、日本の農村風景の絵を見たい人は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
美術年鑑などを見ると、そこには菅原さんの名前とその作品が載っています。すでに、趣味の域を越え、プロの画家なのでは、という疑問が浮かんできます。 「プロ」とは、「その仕事を生業として、生計を立てていること」。画家の場合であれば、絵を人に教えるか、作品を売るかのどちらかしか収入を得る道はありません。自分の絵に精一杯で、人に絵を教える余裕はない、という菅原さんがプロになるには、絵が次々と売れるようになるしかないのです。 すでに、菅原さんの絵を欲しいという人はたくさんいるようなのですが、絵を売って、生計を立てるというところまでは、まだまだ。しかし、「いずれ絵だけでやっていければ」(菅原さん)との思いは今も強く持っているとのことで、個展を開くのも、「プロとしてやっていく足がかりとなれば」(菅原さん)との思いがあるからだそうです。
「絵の難しいところは、色を創り出すこと」(菅原さん)
上/手前に見えるのは、美術年鑑や作品集など。 下/素人目には完成した絵ですが、納得のいく色が出るまで、何度も描き直すそうです。
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