座面の下にたっぷり収納スペースがついたベンチです。こんなのあったら、ちょっと便利でしょ?
図面に表示されている寸法通りにカットする
(注)木口(木の切り口)の直角は組立て時に大きく影響が出るので正確にカットすること。
天然材における木目、木表、木裏、節、割れを配慮し,どのように部材を配列し完成形とするかを決める。
※天然材は年輪の巻き方向の逆側に反りを起こす性質をもっている。
(注)線はさしがねを部材にピタリと合わせ、直角、垂平を意識して引く。
(注)ビスの取付け位置は部材の端になり過ぎないように注意する。
(注)墨付けは作業中の目印を決定するためにします。鉛筆の芯をとがらせ出来るだけ薄く、線付け、目印付けをしてください。
(注)力を入れ過ぎて、穴を深く空け過ぎないように注意すること。事前にビットの先から10mmを計って見当をつけておく。
※作業は平坦な作業台、もしくは床の上で行うこと。
(注)予め部材9(底板)をはめる溝を加工しておくこと。均一の深さで溝を掘ることが困難な場合にはホームセンター等で加工してもらってください。
(注)ビスはビス頭が部材にめり込む位充分に部材に締め付けること。
底板(部材9)はより美しい表面を箱内に向けること。
部材2を接合する側は正面に出したい面の反対側の上部にすること。
(注)この部分の穴埋めは全部組上がってからでは難しくなるのでこの時点ですること。※ビス穴埋めの仕方は下の仕上げの説明を参照してください。
(注)土台底部からの垂直を確保すること。
(注)部材3は正面側に美しい木目が出る様にすること。
(注)部材をしっかりと押さえ、またノコギリで体をキズつけないよう充分に気を付けてカットすること。
部材1(座面)3本を10mm間隔で配置し、2つにカットした部材8(座面受け)を左右に置きビス38mmで接合する。
(注)寸法間違いのないよう墨付け位置を充分に確認する。部材8右(座面受け右)と部材8左(座面受け左)の間隔は40~42mmを確保し、座面の中央に配置する(部材1の両端が約80mmとなる位置)。
部材1(座面)3本の間隔10mmを保つためには丸棒をそれぞれの部材の間に挟み込むと便利です。
一番正面側になる部材1(座面)と部材8(座面受け)とを接合する時は部材からビスがはみ出さない様にビスを打ち込む位置は充分に注意すること。
(注)(3)は正面側に美しい木目が出る様にすること。
(注)丸棒はそのままでは入りにくいので、予めその先端をサンドペーパーで削り若干細めにする。または、平らな所で丸棒を転がした状態でその先端をカナヅチで軽く叩き圧縮してもよい。
(注)本体にノコギリの刃が食い込んでいかないように注意する 木目縦方向にノコギリを引くようにする。横方向に引くとノコギリ跡が残る。
(注)丸棒の出張りが平らになるように、また手で触れた時にささくれ等を感じられなくなるように丁寧にかける。
平成14年10月5日(土)、10月12日(土)、「第4回大工教室」を開催しました。課題は「収納兼用ベンチ」。親子連れや熟年カップルなど、幅広い年齢層の方々88組が参加、楽しく作品づくりに励まれたようです。
【40代男性】
つくる楽しみを覚えられました。この企画の継続を希望します。
【30代女性】
大工さんに色々と教えていただき、どうにか完成させることができました。子供たちも、普段はなかなか使うことのないノコギリやドリルを、少し怖がりながらも興味津々みたいで、楽しそうに使っていました。
【50代女性】
指導してくださった若い大工さんが大変頼もしく思われました。組み立ての順序がわかりやすければ良かったです。作品には満足してます。
KONDOグループでは、今後も大工教室をはじめ、さまざまな楽しいイベントを開催していきます。みなさんもぜひご参加ください!