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篠さんのお宅は、1階と2階の一部がご自宅、賃貸住人用の別のエントランスから上がる2階の残り部分と3階が賃貸用となっています。
「開放的な家にしたかった」と篠さん。「防犯カメラやオートロックは、最低限のものとして必要ですが、安全面に配慮すればするほど、その分、デザインが悪くなり、息がつまって気持ちよく過ごせなくなってしまう。一生に一度遭うかどうかの犯罪を気にしすぎて、快適さが損なわれてしまうようでは本末転倒」という考えをお持ちなのだそうです。「地域の治安がよくなれば、みんな安心して暮らすことができる。そんな街づくりに取り組んでいきましょうと、他の地主さん等にも声をかけているんです」（笑）
たしかに、昔は家のドアや窓も開けっ放し。ご近所の方を気軽に訪問し、気さくに談笑したりしていたものです。街全体が一つのコミュニティとなっていたから、治安もよかったという側面があるように思えます。つまり、ご近所が親密だから、不審な人を見かけたら、周囲がおかしいと気づいたもの。単なる理念ではなく、地域社会がまとまれば、治安もよくなり、みんなが安心して暮らせる街が生まれる。KONDOグループも、そんな篠さんのお考えには強く共感できます。
そのお言葉の通り、部屋からウッドデッキに続く空間は、庭の緑と見事に調和し、開放的で伸びやかです。鉄筋コンクリート造りですが、コンクリートと木をマッチングさせ、温かみが感じられる上質な居住空間となっています。

今回の物件の担当者からひとこと

賃貸部分の入居時期が決まっていたため、それを最優先で仕上げ、ご自宅部分や屋上などは、「時間をかけて納得をいくものを」というのが、篠様のご要望でした。現在、まだ工事を進めている部分もございますが、篠様の理想のお住まいを、徹底的にこだわって、お造りしていきたいと思います。