“男の料理”にも最適な、こだわりキッチン

「手打ちうどん」というと、熟練した職人技が必要というイメージですが、じつは、初心者にも意外と簡単に打つことができるんです。
 小麦粉をこねたり、麺棒で伸ばしたりする作業は、力のある男性の得意分野。頼もしい腕力を発揮して、しっかりコシのあるうどんを作ってみましょう。小さなお子さんのいるご家庭なら、一緒にお手伝いしてもらうのも、楽しいひとときになりそうですね。
 もちろん、プロの味にはかないませんが、家族への愛情をたっぷり込めたお父さんの手打ちうどんは、きっと特別に美味しいはずです。
2階の丸窓から、外の世界をのぞき込む玲凪ちゃん
手順
用意するもの
材料/
4縲鰀5人分
中力粉


片栗粉
500グラム
25グラム
225グラム
適宜
道具/

計量用秤、ボウル、
ビニール袋(市販の米袋くらいの大きさと厚みのもの)
麺棒(直径15ミリ程度がベスト)
包丁、まな板

作り方
1

水225グラムに塩25グラムを溶かして濃度10%の塩水を作ります。塩がよく溶けたら塩水を少し捨てて、230グラム(粉重量の約46%)を計量します。

 
 
2

中力粉500gに、1で作った塩水230グラムを注ぎます。

 
 
3

粉に乾いたところがなくなるように、よく混ぜ合わせます(水回し)。乾いたところがないように混ぜ合わせたら、適当に丸くまとめ、大き目のビニール袋に入れてください。

 
 
4

ビニール袋を床に置き、上から踏みます。平べったくなったら折り重ねてまとめ、さらに踏みます。これを6縲鰀7回繰り返し、表面がつるつるになるまでこねます。

 
 
5

ビニール袋のまま、冬は2時間、夏なら1時間ほど寝かせます。

 
 
6

片栗粉で打ち粉をした上で、寝かせ終わったものを麺棒で伸ばしていきます。麺棒にも打ち粉をし、くっついてしまうのを防ぎましょう。棒に体重をかけ、均一に力がかかるように伸ばしていきます。

 
 
7

ある程度まで伸びたら、麺棒に巻き付け、台に押しつけるように伸ばします。この時は、生地の両面に打ち粉を打ちましょう。

 
 
8

厚さ3ミリ程度まで伸ばしたら、折り重ねるようにたたみます(屏風たたみ)。たたんだ上に、多めに打ち粉をします。

 
 
9

3ミリ程度の幅に切っていきます。うどんはゆでると太くなるので、それを計算に入れて、切り幅を決めましょう。

 
 
10

たっぷりの熱湯に、麺をぱらぱらとほぐしながら入れてゆでます。熱湯の量は、うどん100グラムにつき1・2リットルくらいが目安です。

 
 
11

沸騰したら、吹きこぼれないように中火にし、12分程度ゆでます。太さによってゆで上がりは変わるので、様子を見ながらゆでましょう。差し水はいりません。

 
 
12

ゆで上がったらよく水にさらしながらもんで、ぬめりを取って引き締めます。
「ざる」ならこのままで、「かけ」ならもう一度さっと温めます。

 
 
13

水でさらしたものを、そのままざるで。お好みの薬味とめんつゆでつるつるっといただきます。うどん本来の味わいと喉越しが、心ゆくまで楽しめます。つゆは冷たくてもあたたかくてもOK。

 
 
14

寒い日には温かいかけうどんで。温めたうどんの上に、大根おろし、ネギ、鰹節などお好みの薬味をのせて、だしつゆを回しけけていただきます。シンプルな味わいが、うどんの美味しさを引き立てます。

阿部さん 今回、撮影を行ったのは、さいたま市の大宮カタクラ展示場にあるモデルハウスのキッチンです。ここでは、土間のある、ゆとりのキッチンスペースをご提案しています。外や庭空間から入りやすく、タイル張りにした土間スペースは、汚れなどを気にせずに大胆に使用でき、“男の料理”にはまさにぴったりの舞台。ステンレスの広い作業台は、陶芸や、外から持ち込んだ食材の下処理など、目的に合わせて自在に使えます。