結露を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。
対策は大きく分けて二つ。
一つは、水蒸気の発生源を減らすこと。
もう一つは、こまめに換気をすることです。
近藤リフレサービス(株) 堀内 拡
快適な生活を送るためには、適度な湿り気が必要です。冷たく乾燥した冬の空気は、暖房によって暖められた分だけ、水蒸気をたくさん含めるようになりますが、湿らせすぎると結露が発生してしまいますので、室温調整のバランスが難しいところです。対策は大きく分けて二つあります。一つは、水蒸気の発生源を減らすこと。もう一つは、こまめに換気をすることです。
例えば、暖房機器は、水蒸気の発生しないエアコンや、室外排気タイプのファンヒーターを選んだり、加湿器を使いすぎないことです。また、石油ストーブを使用する場合、ヤカンで沸かし湯をするのは良くありません。石油ストーブは燃焼と同時に水蒸気を放出します。人間からも水蒸気は発生しているので、多湿状態になってしまいます。
例えば、暖房機器は、水蒸気の発生しないエアコンや、室外排気タイプのファンヒーターを選んだり、加湿器を使いすぎないことです。また、石油ストーブを使用する場合、ヤカンで沸かし湯をするのは良くありません。石油ストーブは燃焼と同時に水蒸気を放出します。人間からも水蒸気は発生しているので、多湿状態になってしまいます。
寒い冬に換気をするのは少しつらいと思いますが、結露には非常に有効です。換気をすることで、部屋の温度と湿度を下げ、結露の発生を防ぎます。暖房を止めた後や、帰宅後10分、就寝前の5分の換気を習慣付けると良いと思います。換気をするとき、できるだけ両側2方向を開け、空気の流れを作り循環させると効果大です。
空気の対流がないと湿気がよどみ、結露、カビを招いてしまいます。ですから、家具と壁の間隔を10センチ程度離したり、床にスノコを敷いてその上に置くなどして、通風を良くする工夫をしましょう。
一番結露が発生しやすい窓の対策として、カーテンを厚手のものにするとか、熱を伝えにくい断熱窓ガラスにするとかの方法があります。断熱窓ガラスは窓辺が暖かで快適なことや、省エネ性も評価されていますが、少々高価です。直接窓に手を加えるのも良い方法ですが、やはり病気を治すのと同じで、薬も大切ですが生活習慣の改善をしないと根本的な解決にはなりません。今年の冬は、結露対策を兼ねて、生活習慣を見直してみてはいかがでしょう。
●台所: | 水蒸気が居間に広がらないよう、調理時、炊事時、皿洗い時は換気扇を回す。使用後もしばらく回す。 |
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●浴室: | 入浴後、換気扇を回すか、窓を開ける。浴槽水は使用後すぐに排水する。石鹸カスや人のアカなどの有機物はカビの栄養源になり、濡れた状態が長いほどカビが繁殖しやすくなるので、要注意。 |
●ガラス窓: | 暖房器具を窓側に置き、窓が曇り出したら換気する。結露したときは、こまめに拭き取る。 |
●暖房室と隣り合った部屋: | なるべく広く暖房し、温度差をなくす。非暖房室への水蒸気の流入を防ぐ。 |
●押入・収納庫: | 特に外壁に面した北側の押入は要注意。夜間、ふすまを開けておくと良い。 |
●室内での洗濯物干し: | できるだけ室内に干さない方が良いが、どうしても干すときは、浴室の窓を開け、入り口の扉を閉めて浴室に干すと良い。 |
●梅雨時の居室: | クーラーによる除湿が有効。温度が低く、湿度が高いときは除湿器を使用すると良い。降雨時の窓の開放は避ける。 |
結露のしくみについてはこちらをご覧ください。
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