梅雨時は雨漏りが心配です。夏が過ぎると今度は台風の季節になりますが、雨や風に対しての対策を教えてください。
日頃のちょっとした気づかいで、大きなトラブルを回避することができます。屋根や壁をチェックしましょう。
近藤リフレサービス
大友 渉
まず、無理なく見える範囲でかまいませんので、瓦の状態などを見てください。例えばアンテナがずれていると、瓦もずれていたり、割れているということもあるので注意が必要ですね。
スレート瓦は、ずれにくくなっていますが、経年変化などで、塗装などの劣化が起こっていることがあります。白く退色しているのは、コーティングが痛んでいるサイン。補修の時期が近くなっています。ご自分で塗装をなさる方も多いようですが、塗り方を誤ると、かえって雨漏りを引き起こす場合があります。注意していただきたいのは、下の瓦と重なって浮いている部分を、塗料で塗りつぶさないようにすること。この隙間をふさいでしまうと、水の吐き出しができずに、瓦の中に水を留めてしまい、雨漏りの原因となります。
モルタルの外壁の場合は、クラック(ヒビ)が入ることがありますが、髪の毛の筋ほどのものは、ほとんど問題ありません。私がお勧めしているチェック方法は、名刺をクラックに差し込んでみること(※写真参照)。何の摩擦もなくスッと入るようでしたら要注意です。クラックは、長さより幅が問題です。1階から 2階までつながるような長いものでも、幅が細ければ私たちは問題ないものと考えています。
でもコインが入るほどの幅でしたら、補修の必要があると言えるでしょう。ご心配な箇所がございましたら、私たちまでご一報を頂ければ補修が必要かどうか確認いたします。サイディングを使用している場合は、つなぎ目の目地を押して見てください。固くなっているようなら点検の時期です。
実はそうした不安を利用して、必要のない補修や塗装を強要する業者があるようなので是非とも注意していただきたいのです。中には「KONDOグループ」と関係があるような言い方でセールスをしていた例もあるようです。7月は塗装には最適な季節なので、そんな業者も多くなるかと思います。不審な点がありましたら、当社までご連絡ください。
雨に対しての備えは、梅雨と変わりませんが、台風は風を伴いますので、風に対しての準備が必要ですね。最近は雨戸のない家が多くなっています。何かが飛んでくるようなことがあると危険なので、ガラスの飛散防止用フィルムを貼ることをお勧めします。
また、採光用のフィックス窓なら、面格子を付けると万全です。台風が去った後は、外部の点検と同様に、室内の点検もしてみてください。気になる箇所がございましたら、すぐご連絡ください。
KONDOグループはお客様との「親戚付き合い」をモットーにしています。お家のことならどんなことでも、お気軽にご相談ください。
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