放映日2007/9/26
達人№004 木元 牧 (鶴ヶ島市)
趣味 木工家具づくり
アナ:今日は木工家具なのですが、驚きの作品が登場します。ご覧下さい。
ナレ:埼玉県中央部鶴ヶ島市、こちらに趣味の達人が暮らしています。家具から
インテリアまで、一枚の板からなんでも作り出すという達人。木元牧さん37才。
木元:これはグリーンなんかを飾る時に使うポットホルダーですね。こうなってここに
ちっちゃいミニの植木鉢を乗っけると壁に飾れれば可愛いかなと思って。
家をどうやったら住みやすく出来るかなと考えた時に家具屋さんに行っても、ピッタリ合う
物ってなかなかみつからないんです。ここがもうちょっとこうだったら良いのにというのが、
結構あるんでだったら作ったらピッタリ出来るんじゃないのって思い作り始めました。
ナレ:自宅を覗くとずらりと並ぶ木工家具。テレビ台からイス、棚と木の温もりがたっぷりです。
木元:木工始めてまだ半年くらいの間もない頃に作ったのでお見せするのが恥ずかしいような
出来なんですけど、木っていうのは自然の物ですから呼吸するんですよ。
だからこれ梅雨時になると扉の幅が若干広がるんですね。だからここに隙間を空けて扉を
作るんですよ。でないと梅雨時とか湿気が多くなると扉がきちっと閉まって開かなくなって
しまうんです。扉の色こことこことでちょっと色が違いますでしょ、作った時はみんな同じ色
なんですけど、その個体差で色の変わり具合が違うんでこういう事になっていくんです。
まあある程度は木質見てこれはこうやって変わっていくかなってのは予想つきますけど、
絶対そうなる保障は無いですから、それをまた楽しむのも木の面白さかなって。
これも初期の物で、切り具合がうまくいかないんですよね。滑らかにいかない、ガサガサ
になってしまったり。今だと絶対やらないけど節がある所も平気で使っちゃったみたいな。
お見せするには恥かしい作品ですけど、でもこの部屋結局は私が初期に作った物から
腕を上げて作った物。色々あるので部屋全体が私の歴史みたいになってるんですね。
ナレ:専業主婦の木元さんが木工家具を始めたのは7年前。ホームセンターの店員に
聞いたり、本を読んだりと独学でここまで作ってきました。
そして自信作が家事の合間に10日間で作ったというこの食器棚です。
木元:私、好きで集めているんですけど、このバラの付いた食器のシリーズが好きなんですね。
やっぱり最初は一つだったこのカップ&ソーサーが二つになり、ポットがあり、どんどん
増えていってだったらもうこれ食器棚作り直そうと。自分で作った物ですからこの棚の幅も
自分家のコップ置きたいな、お皿は五枚組みだからこれくらいかな、あとこっちにはカップ
だなって頭の中で考えながらやるんで全部ピッタリの幅に作る事が出来るんですよね。
一枚の板。ホームセンターで買ったときはなんでもないただの一枚の板がこういうふうに
形に仕上がっていくのがたまらないですね。うち今まで男の子2人だったので何作っても
しらんぷりなんですよ。でもこの子が生まれたから今度は女の子用の。どうしても女の子
向きなので女の子向きのドレッサーとかお飯事キッチンとかそういうのいっぱい作りたい
って頭の中に色々計画中です。可愛い子供達がいて自分の趣味を見つけながら、
最高です。
2008/3/04 12:13