放映日2007/12/19
達人№016 星野 和子 (桶川市)
趣味 絵手紙
アナ:今日は絵手紙の達人です。ご覧下さい。
ナレ:桶川市の閑静な住宅街。こちらに趣味の達人が暮らしています。
多くの人に絵手紙を送りつづけて10年。星野和子さん67才。
星野:絵手紙の場合はこうして全部てっぺん持って2本で持ってるんですね。そうすると
ここの穂先に神経がすごい伝わる訳ですね。墨ですからにじみも出ますのでとっても
いい線が出ますので、てっぺん持ってすると集中した良い線が描けるってことですね。
色は少し元気よく塗るっていう感じでこれはゆっくりじゃないんですね。
結構早くとんとんとんとんっていっちゃった方が色的には良いですね。それで全部
塗らないで、少し白い所なんか残しておくそんな感じでやっていますね、いつもね。
頂いたら返事をだす。ありがとうっていうのを込めて。描いてて良い香りがしてますよね。
せめて香りを届けてあげたいねって感じですよね。そういう気持ちですね。
この方が絵手紙に合うようにわざとこんな面白い形を持ってきてくださるんですよね。
ただの丸よりずっと面白いですよね。10年前はまだお勤めしてたんですけど、
やっぱり私の学生時代の女の人って結構上手な手紙をくださるので、なんとか
書きたいなと思いましてね。年賀状なんかびっくりさせてやりたいなと思うので
みたらこの絵手紙があったのであっこれだと思いましたね。
もう50過ぎてからは絵手紙三昧になっちゃいましたね。本当に。
ナレ:絵手紙にのめり込む星野さん。自宅を増築した時に窓をふさいで、絵手紙用の
棚をつくりました。さらに2階にある趣味の部屋まで直接上がれるようにと外には
専用の階段が、実は星野さん、近所の方を部屋に招いて絵手紙を教えているんです。
星野:「結構大きくきれいに描けているわね。おもしろい。」
その「ね」っていう字みたいの。これシンプルで色なくても良いですよね。
印刷されたのよりはずっと心がこもってますよね。
そういう事皆さん喜んで、やっぱり手作りってことが絵手紙の魅力でしょうね。
みんなとこうやって集まるんですよね。一緒に描いていくとみんなどんどん上手に
なっていくんですよ。それで交流してますから、こういうのが来たってあると嬉しい
ですし、ちょうど10年経ちましたので、今回絵手紙展をみんなでやったらかなり好評
だったんですね。楽しんですよ、その展覧会が。
ハガキだけじゃなく大きいのも書きますので。畳一帖くらいのも描きますので。
ナレ:これが畳一帖分の絵手紙です。
星野:で、これを小さく折ってA4くらいの封筒に入れて、十分それに入って軽くて。
ナレ:まさに達人。そんな星野さんの目標とは。
星野:やっぱりいつも描いて交流しているだけじゃつまらないので、5年後に
大きなホールを借りてみんなで展覧会を大きくやろうかなってそう考えております。
2008/3/04 17:41