放映日2007/11/21
達人№012 桃原 五郎 (ふじみ野市)
趣味 押し花
アナ:今日は押し花の達人です。ご覧下さい。
ナレ:埼玉県ふじみ野市こちらに趣味の達人が暮らしています。桃原五郎さん69才。
桃原さんは8年前に勤めていた会社を退職し押し花を趣味として始めました。
今では資格を取りインストラクターとして活躍しているのです。
退職を決めたときの奥様の反応は?
桃原:最初は良い返事は貰えなかった。やはり第二の人生最高の道を選ぶのは無理ですね。
異端児でしょうけど私はって事で。渋々了解をくれました。で第1号の生徒家内なんです。
ナレ:桃原さんは押し花を使って1枚の絵を描きます。
木の枝や皮も使って様々な風景を表現していくのです。
押し花の魅力は?
桃原:そこに咲いている花は、あるものからある所へ挿せば花ですよね。
これは一旦花の人生が終わったんですけど、
無から有を生んでくる仕事じゃないかなって感じですよね。
あるものからあるんじゃなくて、なにも無い所から想像して形になって出来上がった。
その喜びが大きいんじゃないかな。と思いますね。
無から有を生むっていうか、この子達がどういう主張をしているかっていうのを
考えておいてあげるんですね。
そうすると自然に、そもそも花は綺麗ですから何かが出来上がってくるんですね。
この岩を見立てている木の皮、歩いてるとこういった物拾ったりはしないと思いますね。
でもここに入ると自然の岩になっていきます。これは押し花の持つ強みだと思いますね。
枯れたものを使ってあげるという感じで。
ナレ:毎日が大好きな押し花との時間。桃原さんは趣味に没頭出来る今の生活が
一番楽しいとおっしゃっていました。
桃原:花そのものが生きてる時はもう花でやってますよね。ただ一週間なり一ヶ月するとみんな
枯れて花じゃなくなってしまいますね。だからそれを長く、その花自身の持っている良さを
止めてあげる、それがやっぱり押し花じゃないかな。だから花に感謝をする立場ですね。
ナレ:大好きな花に感謝しながら、毎日の生活を楽しく過ごされている桃原さん。
これからも素敵な作品を作り続けてください。
2008/3/04 16:19