放映日2007/10/10
達人№006 中野 芳美 (川越市)
趣味 押し花
アナ:今日は押し花です。200種類もの花の中からテーマにそって選んでそれを組み合わせて
作るそうなのですが、いったいどんな押し花が登場するのでしょうか。
ナレ:埼玉県川越市。こちらに趣味の達人が暮らしています。自宅の庭から摘んだ花で押し花
を作る。中野芳美さん57才。10年前から押し花作りを始めました。
中野:乾燥マットに和紙を乗せます。で、ただ単純に並べていくだけなんですね。
ただなるべく重ならないように隙間が多ければ多いほど綺麗に仕上がります。
水分をこのマットが吸いますので湿気が多くなりますので、少ないほうが綺麗に上がるん
ですね。でそれを挟みましてビニール袋に入れまして、それを板に乗せてこれで
だいたい3日くらい、普通のお花で3日くらいですね。物によっては3日経って出してみて
まだ湿気があるようでしたら、もう1回マットを取り替えて押しなおします。
ナレ:そして出来た押し花がこちら。中野さんは200種類もの花を保存して集め、これらを
組み合わせて作品を作ります。庭に咲く花を綺麗なまま残したいという気持ちから
押し花を始めた中野さん。今までに50点もの作品を作ってきました。
中野:それぞれ全部に名前がついてます。これは「冬の華」って題名をつけたんですけど、
ハナは普通のお花の花じゃなくて華やかな華で「冬の華」としました。
クリスマスローズなんですが庭で咲かせた物を全部使いました。なるべく自分で育てた
もので作るようにしてます。これも庭のバラを押したんですが、ブルーミングフラワーって
いう名前にしたんですね。咲き誇る花、その出来た物の雰囲気に合わせつけています。
すごく奥が深いですね。やってもやっても何でしょう、次の物へ目がいくんですね。
これは単純に押し花、お花を押してデザインにしてますけどそれが鳥の形になったり
風景になったり、また季節ごと春の風景だったり、冬の風景だったりするわけですね。
お花も採取する時間が、乾燥した時間ちょうどお布団の干す時間が一番良いんですね。
10時から2時頃が良くって、もちろん雨上がりですとかお天気の悪い日はダメですね。
花はほとんど主人が手入れをしてくれますね。バラは消毒が大変なんですけど、ほとんど
主人がやってくれてます。それでどんなに下手なものでもアトリエから帰って来て
今日これ作りました。って言うとイイねって。
ナレ:中野さんはリフォーム会社で事務の仕事をしています。
この職場を通じて新たな目標が出来たそうです。
中野:会社のイベントで私が押し花の体験会をした時に是非教えて下さいって方がいらして、
今2、3人がここに集ってサークルをしています。私は来て頂くほうなので
その方達が来てくださる間は(サークルを)続けたいと思います。
2008/3/04 14:56