放映日2007/9/5
達人№001 山本 喜久男 (川越市)
趣味 ミニチュア作り
アナ:記念すべき第一回目の達人。いったいどんな方が登場するのでしょうか。
ナレ:川越市郊外の住宅地、こちらに趣味の達人が暮らしています。
お寺やお城などミニチュア作りに30年山本喜久男さん68才。
山本:川越藩の武家屋敷を再現しています。川越近辺では大きな火事があり
ほとんど現存しているものがない。資料とか博物館の館長の話を聞いて
自分なりに図面を起こすわけ。
山本:専門的な道具だとかは一切使わない。これ実はダンボールなんですね。
ダンボールの波を使って屋根瓦にするんです。
ナレ:こんな山本さんのこだわりは屋根で隠れてしまう屋敷の中まで。
割り箸をつかった柱や梁。植木鉢の底に敷く水きり用の網では障子や襖のサン
そして楊枝でできた手すりまで。
山本:拾い集めてくる。
ですから家内はゴミ箱屋さんじゃないんだからって言うんですけど、私にとっては
見るものは宝物に見える。それが何に変化するか化けて出るかこれがまた楽しみ。
廃材置き場や自分の家から出るゴミ、あるいは100円ショップというところが
私のホームグラウンド。
かみさんが一番困るのは家の中が散らかること、お客さんが呼べない事。
だってこの部屋、応接セットからなにから全部捨てちゃって作業場になってるから
ほこりは出るは散らかるはね、それだけ。それ以外はね、ほっといて良い訳ですから。
自分で調理もできますし、転勤も少しやってますから、単身25年のキャリアがあるから。
あのーかみさん居ないかな・・・かみさんよりも私のほうがうまいから(料理するしぐさ)笑
ナレ:自動車メーカーで研究開発をしていたという山本さん。
自宅を建ててくれた大工さんと物作り談議に花が咲き、木の道に目覚めたそうです。
その後三十年かけ作った作品は30点。完成品は人にあげてしまうとか。
作るまでの過程が物作りの醍醐味だと山本さんは言います。
山本:私は誰かに見てもらいたくて作っているのではない。ですから自分が納得するように
作りたいわけですから、自分のこだわりは実物により近づけたい。
どこまで出来るかそれが私のこだわりなんです。金で買えない宝物を。
それを充実した私の人生に。とゆうふうに出来ればなと思っております。
2008/3/04 11:23