放映日2007/9/12
達人№002 相沢 秀男 (吉見町)
趣味 万華鏡作り
アナ:2回目の今日は万物が花に見えるというあの鏡を作る達人です。
ナレ:埼玉県北部吉見町こちらに趣味の達人が暮らしています。相沢秀男さん67才。
5年前から万華鏡作りをはじめ、1000以上の変り種を作ってきました。
相沢:私のは傍にいないとどう見るか分からないんです。そういう時私が傍にいる訳です。
「あっ綺麗」って言うんですね。すると側にいる人が、「綺麗?はやく見せて!」って言うんで
そうした時に考えたのはこれ2人でいっぺんに見える万華鏡を考えたんですよね。
それで、いちいち持ち替えるの面倒くさいから、今はこれをこうやって回しちゃうんですよ。
今最近みんなこういう感じでこれはちっちゃいやつですけど回るように。これは試験管で
作る万華鏡です。これだいたいビーズですね。これはオイルタイプっていうんですけど、
グリセリンをいれてるんですね。これはですね、内職屋さんからちょっと頂いてきた紙の筒
ですよね。回転する部分の芯になる所を接着してくっつけてしまうんですね。鏡は最後に
いれるんです。三角に組んだやつをここにいれる。あとは綺麗な紙を巻くだけですね。
万華鏡を作ろう。という番組をたまたま見て、面白そうだなってテキストをもう次の日に
買ってきてそのテキストを見ながら、寸法も書いてるからそれから始まったんですね。
なんともやっぱり癒しグッズですかね。なんでもかんでもわすれさせてくれますよね。
一瞬のうちだけでもね。覗いているだけでも吸い込まれるような感じしますよね、中にこう
吸い込まれていくような一瞬、一瞬ね。
ナレ:相沢さんの仕事は精密部品開発の製造業。
その技術を生かして色々な万華鏡を生み出してきました。
相沢:ビーズとか色々、ボタンですとか何でも良いんですよね。オルゴールを直結しまして、
部品を作りまして、こう回すとオルゴールが直結してあるから回っていきます。この速度が
丁度いいんですね、ゆっくり回転していって。私趣味で写真もやってるんですよ。
それでフィルムケースがよくあるんで、これを利用して作ったのがこれなんですね。
いやもう、万華鏡って書いて字の如く。鏡でねすべてのものが
花になるって感じですよね。花に見えるんですよね何でもね。
やっぱりいい加減な作り方はしないってことですよね。だから人にあげるのでも
失敗したのは絶対あげないですよ。やっぱりしっかり出来たものを人にあげる
というふうにしてますね。
ナレ:相沢さんは万華鏡教室も開いています。多くの人に万華鏡作りの楽しさを伝えることで、
仲間が増えればと考えます。
相沢:万華鏡っていうのは自分のアイデアでどんなものでもできるんですよね。
特に材料ってのは無いので、周りにある物を使って作るという。
その人その人のアイデアでね。万華鏡ってのはそんなものなんですね。だからまた
色々考えて、これからも作っていきたいなと思っています。
2008/3/04 11:32